Twitterより転載(2009-11-08)

  1. 「人間の自然認知特性とコモンズの悲劇」を読み終えたところ。iTatazmさんの感想も参照したところ、書き留めておこうと思った多くの点がカバーされてました。http://bit.ly/10vA8Y
  2. 「人間の自然認知特性...」多少なりとも環境教育の現場に関わる者としては、パターナリズムにとらわれがちな環境教育という活動について、著者の狙い通り科学的な考察による仮説が示されていてうれしい。
  3. 「人間の自然認知特性...」:佐倉統氏がいう「人はなぜ倫理的であるべきか」という哲学的問いから、「人はなぜ『倫理的であるべき』と考えるように進化してきたのか」という進化心理学的問いへの転換と同じ事。
  4. 「人間の自然認知特性...」:「自然の擬人化的認識」がキモ。それは万能薬ではないが、ある状況には効果を発揮する「コモンズの悲劇」対抗薬ではないか。いいねえ、こういう知的誠実さ。
  5. 「人間の自然認知特性...」:ただ、その薬は日本以外の文化にもきくのか、特定の文化におけるより詳しい処方箋がもっと気になる。人類進化を認めない一神教社会において「自然の擬人化的認識」はどこまで有効なのか、とかね。
  6. 「人間の自然認知特性...」:5年前に、当の佐倉氏から「いじわるな質問しますね。だったら、日本人が環境教育のお手伝いをするよりも、キリスト教文化圏の人たちが協力した方が、良い教育プログラムができるんじゃないの?」と問われて、今もそれにちゃんと答えていないと思っている。
  7. 子供を連れてプール。うちの子らを自然好きにするにも、ただ山や川や海に連れて行くだけでなく、擬人化能力づくりの仕掛けがいるな、とか思いつつ...
  8. 長男はロボット技術者になりたいとか言ってるけど。ライドバック(©カサハラテツロー)を開発して元バイク乗りの父ちゃんにプレゼントしてくれんだって。泣ける。
  9. 話す動く萌える美少女ロボットとかも長男に見たが、さいわいあまり関心を示さず。
  10. Durian Kampung(田舎ドリアン)をプールの帰り道にて。
  11. 子供らが庭で毛虫をいじっていたので、刺すぞと教えて手を洗わせて、さっそくアオムシは臭角で、毛虫は毒針毛で柔らかな我が身を守っているのだよ、と擬人化。すぐにやめさせず、刺されて痛い目をみてから教える方が良かったね。

Powered by t2b